粒をみる

頭の中のことはここに

今日の出来事とか、お店での日々のこととか。

今日は美容院と眼科に行ってきた。

 

美容院はもう3年ほど通ってるので

担当の美容師さんとは

たくさん話す。

(BTSとか猫とか同世代とかで

共通の話題も多い)

 

小さな美容室で、スタッフさんは

3人。ちょうどお客さんも私だけになって

アシスタントさんも一緒に

みんなでわいわいお話しできる

タイミングがあって

すごく楽しい時間だった。

 

そのあと眼科に行ったら

激混みで、終わるまでに

2時間くらいかかった。

 

先生も受付の方もひっきりなしに

ずーっと対応してて

大変だっただろうなぁ。

 

そんなふうに

お店や病院の働く人たちを見ていたら

お店で働いていた時のことを思い出した。

 

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私が働いていたのは

25席ほどの

小さい居酒屋さんで

平日はわりとのんびり常連さんと

お話しして

土日はすごく混んでいて、

働いている側は何かの

スポーツの試合をしているような

そんなお店。

 

忙しい日はお客さんがたくさん待っていて

順番に案内していく。

テトリスをしてるみたいに

うまく回さないと、スムーズに入ってもらえない。待ってまで来てくれたお客さんに

何の滞りもなくスムーズに飲み物や料理を提供するためにアンテナを張り巡らし、

みんなで声を掛け合ってボールをパスしていくみたいに時間を進めていく。

 

今日、忙しそうな眼科の受付の方々をみて

お店の忙しいときの試合のような感覚と

それがうまく動かせているときの爽快感と

終わったときのなんともいえないチームでの

達成感を思い出した。たのしかったなぁ。

 

私は運動部じゃなかったけど

お店は

完全にバスケとかサッカーとかの

試合みたいなんだ。

 

チームと言ってもスタッフは3人だけで、

その3人は

世代も違うし、性格も好きなものも

それぞれ全く違くて。

お店で出会わなかったら確実に

接点はないであろう3人。

最初はうまくやれなかったけど、

得意なことも苦手なことも全部違うから、

だんだん

それぞれを補い合える不思議なバランスになった。3人って昔から不思議なバランスで

いいなと思う。

 

7年くらい朝から晩まで毎日一緒にいて

それぞれの好きなものや、

好きな人のタイプや、

好きな曲もすべて知っている。

(シェフの好きな人は10人くらい知ってる。)

 

お店での日々は

自分と異質な人々との交流の日々だった。

ばらばらなスタッフもそうだったけど、

お客さんも、最初は「えぇ!?私の常識からは

信じられない…」って人ばかりで(失礼)

 

本当にいろんな人が来るから

(居酒屋だしね。いろいろあるよね。)

自分と違う人に対して今までは「ありえない」

と切り捨てていたことが

認めることができるようになった。

違っていてもそれぞれに良さや正しさがある。

 

 

最近私は無意識に

一緒にいる人たちと似たように見えるように

していた。(本当に無意識に)

(畑仲間に会う時はもっとエコな人に

見えなきゃかな?とか。

ほんの少しそんな気持ちになる。)

 

お店でのことを思い出したら

違うままでいいし、違うままでもうまくやれる

ことを思い出した。

わざわざ同じにしなくてもいいのだ。

 

試合みたいな時間もまた過ごしたい。