粒をみる

頭の中のことはここに

真っ暗な部屋。

寝付けない 夜。

私の頬から 首と肩の境目のあたり 

パズルのようにピタリとはまった

もう一つの 顔。

あたたかい 一定の呼吸。

いきものの存在感が

くらやみのなかの

私の顔のすぐそこに ある。

 

このいきものとしての 大きな存在感を

また必ず思い出すだろう。