粒をみる

頭の中のことはここに

2019-01-01から1年間の記事一覧

我々は他人によく思われたいあまりに 自分自身を最安値で売っていないかい? 必要のない所でにこにこしたり 言わなくてもいい場面ですいません、と言ったり、合わせたり、謙遜したり。 自然にできてしまうあらゆることが わたしの価値を下げて、下げて、下げ…

やりたいことは 次から次へと 浮かんでは消え 浮かんでは消え だから 浮かんだらすぐにつかまえて さささっとやってしまおうよ 気持ちが今ここにあるうちにやってしまわないと もうすぐに、「やらねば」 になってしまうんだ 流れは速い

土の中で楽しそうに遊ぶダンゴムシの親子 小さく少しずつ、上品に味わいながら草を食べるバッタ 小さくて赤が濃い美しいテントウムシ 太いふさふさが金色にひかるススキたち 秋の冷たい風は にぎやかな小さな世界の上を 通り過ぎていく

演じるのです わたしはここにいていいの? と思ったら ここは舞台で わたしは今、演技もしくは演奏の真っ最中 ほかのことなど考えている隙間は一瞬もない この時間が終わるまで 演じきるのです

秋のやわらかい空気が あなたはあなたのままでいいよって 背中をさすって力をくれてるみたい。 いいひとでいたい、 みんなに好かれる正しいことをしたい。 だけど 私のほんとうの心に忠実なると、 私はずるくて怠け者。 誰かにがっかりされたって、 このまま…

朝起きて、びっくりした。 起きる直前までみていた夢が、 夢の中で「これは夢だ」 と気づいてない夢だったからだ。 いつもなら夢だとわかっている。 目覚めた瞬間、急に夢がぷっつり切れて、 世界が変わって、 今どこなのか、時間もなにもかも、 わからない…

寄りかかりたい こっちではあっちのことに あっちではこっちのことに ここではないべつのことを していると思われてたい わたしというものを 所属しているものや、ことで 示したい そんな想いが一瞬 みえて なににもつかまらないわたしでも まっすぐな目でそ…

〇〇だから私にはできない。 〇〇だからこうするべきなんじゃないかな。 一見すごく正論で、うん、納得。って思うけれど いくら正しいことを並べたって、 それをやる理由、やらない理由にはならないんだ。 自分が選択することには、頭で決めた理由なんて 意…

夜の虫の音 たくさんの人の 寝息みたいだね

2019/9/9

いまここで、こうやってことばを書き並べてみても 誰もいない宇宙の真ん中で一人喋っているみたいもしもし そこに誰かいるんですか わたしのことばはわかりますか誰かに向かって話しているかもしれないし わたしだけが聞いていることばかもしれないそんなも…

バスを待つ とおりすぎてゆく車の中の人々を観察する 土曜日はきらいだ 自転車をこぐ 流れていく色 ミドリ/ウスミドリ/ピンク/ミズイロ 目立つ 鳥の声 ヒョロヒョロリー 4月の落ち葉 硬め わざとその上を歩いていく お風呂上がりのぽかぽかした体は くっつい…

お仕事ごっこ 家族ごっこ 子育てごっこ ごっこがしたいわけじゃない こころのどこかでやらなきゃいけないことだ って思ってない? そう思っていたら いまやっていることは ごっこになる だれもがやっているように見えること だれもが経験できると思い込んで…

誰かの言葉を使わずに自分の心を自分だけの言葉で表す。 こんなにも日常でいろんな人の言葉を目にする私は 自分の中にある言葉を忘れている。 周りの人に合わせないと動くのに自信がない私は よく目にする言葉しか使えなくなった。 周りの人にピタリと貼り付…

雨が降っている。 こんなとき、家にいることが こんなにもうれしい。

真っ暗な部屋。 寝付けない 夜。 私の頬から 首と肩の境目のあたり パズルのようにピタリとはまった もう一つの 顔。 あたたかい 一定の呼吸。 いきものの存在感が くらやみのなかの 私の顔のすぐそこに ある。 このいきものとしての 大きな存在感を また必…

くらやみには力がある。 浄化の力。 キンと冷えた空気の澄んだ夜。 街には沢山の灯りと車のライト、人々。 その一画に、しんと静まった大きなくらやみがある。 木々が生い茂る。 周りが明るいから、そのくらやみはとても綺麗に見える。 視界の端っこに映る、…

自分の中にある、余計なものを取り除いて 自分の中のほんとうを慎重に拾い集めて 心にもない余計なことをもうしないように 心から思ったことができるように 思いと行動がちぐはぐにならないように 自分に嘘をついていないかどうか 注意深く、見る。 今日友達…