友達の誕生日プレゼントと畑の師匠へのご挨拶の品を買いに隣町へ行ってきた。
買い物を済ませ、そのまま帰るのももったいないので、近くにあるカフェと古本屋さんが併設されてる小さなお店に寄った。
そのお店の敷地に入った瞬間、とても心が静かになった。お天気も良くて、空も澄んでて、お庭の植物もいきいきとしていた。
お店の中には古本と焼き物のお皿などが置いてあった。本は棚ごとにオーナーが違っていて、小さな本屋さんがいくつも出店しているようなスタイル。お皿は作家さんごとに並べられていた。
店内はお店の人は誰もいなくて、「欲しいものがあればカフェまで。」と書かれていた。
どれもきちんと好きなものを選んでいて、
誰もいないのに、人がいるみたいに、選んだ人の人となりがわかるセレクトだった。
そこはなんだかとても空気が良かった。
こだわりの圧強めの店主もいないし、
並べ方も良く考えられていて
物の配置で結界を作っているみたいだった。
入った人は、その整えられた空間で心地よく過ごせる。
ああ、私もこういうふうに結界を作りたいんだなぁ。と思った。
好きな場所を外に探すのもいいけれど、
今いる場所をもっと心地よくしたい。
置く物や配置、色、無意識ではなく
ちゃんと意図をもって
隅々まで自分の意識が届いている場所にしたい。
そう考えたら、日々の掃除も結界を張る行動の
一つだなぁ。なんて思った。
若い頃は部屋が汚部屋で有名だった
わたくしですが
大人になってからは割と掃除が好きで
毎日掃除をしている。
猫がいるのもあって、掃除をサボると
部屋が人間の空気ではなく、獣の空気になってくる。(獣オーラに支配されてくる)
それがどうしても嫌でやっている。
運動もそうかもしれない。
体を動かさないと、どんどん体の様子が見えなくなり、無意識の積み重ねが自分を滅ぼしていく。
去年動かなさすぎて、体の色んなところに不調が出てしまったので、今年は運動を掃除みたいな感覚でこまめにやろうと思っている。
お寺のお坊さんみたいになれたらいいね。
と思う今日この頃。